刑法H20-27
Aについての横領罪(刑法第252条)の成立に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。
ア Aは,Bから公務員Cに対して賄賂として渡すように頼まれた現金を,Cに渡さず自分で使い込んだ。この場合,Aには,横領罪が成立する。
イ 従業員Aは,店内のレジにある現金を自分で使い込むために店外に持ち出そうと考え,それを手に取って店の出入り口まで移動したが,そこで翻意して,現金をレジに戻した。この場合,Aには,横領未遂罪が成立する。
ウ Aは,帰宅途中,公園で乗り捨てられた自転車を見つけると,それが自分のものではないことを知りながら,それに乗って帰った。この場合,Aには,横領罪が成立する。
エ 所有者Bから仮装売買により買主として土地の所有権の移転の登記を受けたAが,実際には所有権を取得していないにもかかわらず,自分の借金の担保としてその土地に抵当権を設定したが,Bから土地の実際の引渡しまでは受けていなかった。この場合,Aには,横領罪が成立する。
オ Aは,レンタルビデオを借りて保管していたが,自分のものにしたくなり,貸ビデオ店に対して,盗まれたと嘘をついてビデオを返さず自分のものにした。この場合,Aには,横領罪が成立する。
(参考)
刑法
(横領)
第252条 自己の占有する他人の物を横領した者は,5年以下の懲役に処する。
2 自己の物であっても,公務所から保管を命ぜられた場合において,これを横領した者も,前項と同様とする。
1 アイ
2 アエ
3 イウ
4 ウオ
5 エオ
正解は,続きにあります。
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【刑法H20-27】
Aについての横領罪(刑法第252条)の成立に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。
ア Aは,Bから公務員Cに対して賄賂として渡すように頼まれた現金を,Cに渡さず自分で使い込んだ。この場合,Aには,横領罪が成立する。
イ 従業員Aは,店内のレジにある現金を自分で使い込むために店外に持ち出そうと考え,それを手に取って店の出入り口まで移動したが,そこで翻意して,現金をレジに戻した。この場合,Aには,横領未遂罪が成立する。
ウ Aは,帰宅途中,公園で乗り捨てられた自転車を見つけると,それが自分のものではないことを知りながら,それに乗って帰った。この場合,Aには,横領罪が成立する。
エ 所有者Bから仮装売買により買主として土地の所有権の移転の登記を受けたAが,実際には所有権を取得していないにもかかわらず,自分の借金の担保としてその土地に抵当権を設定したが,Bから土地の実際の引渡しまでは受けていなかった。この場合,Aには,横領罪が成立する。
オ Aは,レンタルビデオを借りて保管していたが,自分のものにしたくなり,貸ビデオ店に対して,盗まれたと嘘をついてビデオを返さず自分のものにした。この場合,Aには,横領罪が成立する。
【正解】 3
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