憲法H16-2
国会の両議院は,それぞれその会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定めることができるが,この議院規則と国会法との関係について,次の二つの見解がある。
第1説 国会法の効力が議院規則に優位する。
第2説 議院規則の効力が国会法に優位する。
次の1から5までの記述のうち,正しいものはどれか。
1 国会法の成立には両議院の議決が必要であるのに対し,議院規則は一院の議決のみで成立するという手続の違いを重視すると,第2説を導きやすい。
2 第1説に対しては,内閣が法律案提出権を通じて各議院の自律にゆだねるべき事項について影響力を与えることになりかねず,適切ではないとの批判が可能である。
3 国会法の改廃について両議院の意思が異なる場合には衆議院の意思が優越することがあることから,第2説に対しては,参議院の自主性を損なうおそれがあるとの批判が可能である。
4 憲法上,各議院における手続及び内部の規律に関する事項について法律をもって制約することができる旨の規定がないことを重視すると,第1説を導きやすい。
5 各議院における手続及び内部の規律に関する事項について国会法が規定を置いているとしても,その規定は両議院の紳士協定以上の意味を有するものではないとの考え方は,第2説と矛盾する。
正解は,続きにあります。
LECオンライン
【LEC Myページ】サービススタートキャンペーン!
司法書士サイトはこちら
司法試験サイトはこちら
法科大学院サイトはこちら
【憲法H16-2】
国会の両議院は,それぞれその会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定めることができるが,この議院規則と国会法との関係について,次の二つの見解がある。
第1説 国会法の効力が議院規則に優位する。
第2説 議院規則の効力が国会法に優位する。
次の1から5までの記述のうち,正しいものはどれか。
1 国会法の成立には両議院の議決が必要であるのに対し,議院規則は一院の議決のみで成立するという手続の違いを重視すると,第2説を導きやすい。
2 第1説に対しては,内閣が法律案提出権を通じて各議院の自律にゆだねるべき事項について影響力を与えることになりかねず,適切ではないとの批判が可能である。
3 国会法の改廃について両議院の意思が異なる場合には衆議院の意思が優越することがあることから,第2説に対しては,参議院の自主性を損なうおそれがあるとの批判が可能である。
4 憲法上,各議院における手続及び内部の規律に関する事項について法律をもって制約することができる旨の規定がないことを重視すると,第1説を導きやすい。
5 各議院における手続及び内部の規律に関する事項について国会法が規定を置いているとしても,その規定は両議院の紳士協定以上の意味を有するものではないとの考え方は,第2説と矛盾する。
【正解】 2
毎日,更新を頑張ってます
応援,クリックお願いします
↓↓↓
にほんブログ村
こちらも,お願いします
↓↓↓
人気ブログランキング
ありがとうございました