憲法H20-2
裁判の公開(憲法第82条)に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。
ア 政治犯罪,出版に関する犯罪又は憲法第3章で保障する国民の権利が問題となっている事件の対審及び判決は,常に公開しなければならない。
イ 憲法第82条は,裁判を一般に公開して裁判が公正に行われることを制度として保障するが,各人が裁判所に対して傍聴することを権利として要求できることまでを認めたものではないことはもとより,傍聴人に対して法廷でメモを取ることを権利として保障しているものでもない。
ウ 家事審判法に基づく遺産分割審判は,相続権,相続財産等の存在を前提としてされるものであるから,公開法廷で行わなくても憲法に違反しないが,この前提事項に関する判断を審判手続において行うことは,憲法に違反する。
エ 家事審判法に基づく夫婦同居の審判は,夫婦同居の義務等の実体的権利義務自体を確定する趣旨のものではなく,これら実体的権利義務の存することを前提として,同居の時期,場所,態様等について具体的内容を定め,また必要に応じてこれに基づき給付を命ずる処分であると解されるから,公開法廷で行わなくても憲法に違反しない。
オ 刑事確定記録の閲覧は,表現の自由等を定めた憲法第21条によっては必ずしも国民の権利として保障されているものではないが,憲法第82条によって国民の権利として保障されたものであるから,これを制限する旨の法の規定は憲法に違反する。
1 アイ
2 アエ
3 イオ
4 ウエ
5 ウオ
正解は,続きにあります。
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裁判の公開(憲法第82条)に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。
ア 政治犯罪,出版に関する犯罪又は憲法第3章で保障する国民の権利が問題となっている事件の対審及び判決は,常に公開しなければならない。
イ 憲法第82条は,裁判を一般に公開して裁判が公正に行われることを制度として保障するが,各人が裁判所に対して傍聴することを権利として要求できることまでを認めたものではないことはもとより,傍聴人に対して法廷でメモを取ることを権利として保障しているものでもない。
ウ 家事審判法に基づく遺産分割審判は,相続権,相続財産等の存在を前提としてされるものであるから,公開法廷で行わなくても憲法に違反しないが,この前提事項に関する判断を審判手続において行うことは,憲法に違反する。
エ 家事審判法に基づく夫婦同居の審判は,夫婦同居の義務等の実体的権利義務自体を確定する趣旨のものではなく,これら実体的権利義務の存することを前提として,同居の時期,場所,態様等について具体的内容を定め,また必要に応じてこれに基づき給付を命ずる処分であると解されるから,公開法廷で行わなくても憲法に違反しない。
オ 刑事確定記録の閲覧は,表現の自由等を定めた憲法第21条によっては必ずしも国民の権利として保障されているものではないが,憲法第82条によって国民の権利として保障されたものであるから,これを制限する旨の法の規定は憲法に違反する。
【正解】 5
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